ブログを始めて一年が過ぎました。

ジンです。


と言う事は、父が他界してからも一年が過ぎたという事です。




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少し前、幾つかのブログを読んでいると、癌で闘病されている方のブログにたどり着きました。

そこには、心の中の葛藤が綴られていました。


『なんで私が・・・』


『誰もわかってくれない』


『あとどれ位生きられるか』


『死にたくない』


『生きたい』



口にはしませんでしたが、

「父も心の中では同じ葛藤があっただろうな・・・」

そう思ったら涙が止まりませんでした。


一年を過ぎた今、父の心の内を改めて気付かされるとは・・・。
でもきっとそう思ってた。まだ死にたくないと・・・。
孫の成長を見ていたいと。



手術で癌を取り切ってしまいたい父の希望に反して、転移した箇所が広範囲で。
手術で取り切るのは難しいと、勧められたのは抗がん剤治療でした。
年齢的な事も考慮しての選択肢であったと思います。


でも、そんな父の弱音を耳にする事はほとんどありませんでした。



他界した数か月後、母からこんな話を聞きました。


父は最初 「手術出来ないなら、抗がん剤治療もしない。どうせ死ぬんだから」 と。

母は言ったそうです。
「何もしなかったら孫にも会えなくなるんだよ。少しでも長く一緒にいたいんじゃないの」

「あなたがしなきゃいけないのは、子や孫に『順番が来た者はこうやって死んでいくんだ』って見せてやる事じゃないの」 と。

医療従事者として長年勤め上げた母の言葉は心に響いたのだろうと思います。



「それからお父さん、そういう事言わなかったね」


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抗がん剤の治療をした後、辛そうにしている時もありましたが三年間生き抜いてくれました。

感謝の言葉しかありません。

私達も、その最後の『生き様』を胸に刻みました。


この数日書いては消し、また書いては消し。書ききったと思えば投稿に躊躇し。

そんな虚無感から始めたブログですが、楽しく読んで頂けるブログを目指し頑張ります。
これからもよろしくお願いします。


この記事は少ししたら消すと思います。

だって、『ジン』 の 【Even if it rains】 ですから。


今回は私の心の整理に付き合っていただきありがとうございました。

不快に思われた方がいたら、ごめんなさい。



それではまた。


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